「台湾旅行中、スマホでネットを使いたいけど、どのeSIMを選べばいいかわからない…」「無制限で使える?現地でちゃんと繋がる?」そんな不安を抱えているのではないでしょうか。
実は、台湾ではeSIMを使えば、SIMカードの入れ替えやWiFiルーターのレンタルなしで、スマホだけで快適なネット環境が整います。特に2025年現在は、無制限プランや即日利用可能、日本語対応のeSIMも充実しており、旅行スタイルに合わせてベストな1枚を選べます。
本記事では、台湾で使えるおすすめのeSIMを厳選して6つ紹介します。
さらに、滞在日数別の最適プラン、選び方のポイント、購入~設定方法、注意点、よくある質問まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
台湾で使えるおすすめのeSIM7選
台湾旅行で快適なインターネット環境を確保するなら、eSIMの活用が非常に便利です。物理SIMの差し替えや店舗での手続きが不要なため、到着後すぐにネットが使える点が大きな魅力です。
特に、今回紹介するeSIM7選は、短期から長期までの旅行に対応しており、無制限プランや日本語対応、即日利用など、それぞれに明確な強みがあります。それぞれの特徴を比較し、自分にぴったりのeSIMを見つけましょう。
- Nomad|会員登録なしですぐに使える
- trifa|長期滞在でも安心の無制限プランあり
- Airalo|台湾旅行直前でもオンラインから契約できる
- Glocal eSIM|申し込み当日に利用できる
- SkySiM|滞在期間に合わせて最適なプランが選べる
- Klook eSIM|コスパ抜群で設定は3分で完了する
Nomad|会員登録なしですぐに使える

料金 | 【レギュラープラン】 ・1GB(7日間):576円 ・3GB(30日間):864円 ・5GB(30日間):1,296円 ・10GB(30日間):2,016円 ・20GB(30日間):3,600円 ・50GB(30日間):6,479円 【日帰りプラン】 旅行日数(1日~7日)から選び、1日の使用量(500MB、1GB、2GB、3GB)から選択 |
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回線 | ・中華電信 ・台湾モバイル |
即日利用 | 可能 |
電話番号 | なし |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | あり |
Nomadは、海外旅行者向けに特化したeSIMサービスで、台湾でもスムーズに利用できます。最大の特徴は、アカウント登録なしで即日利用が可能な点です。
専用アプリやWebサイトから必要なプランを選び、支払い後に届くQRコードを読み取るだけで即アクティベートできます。台湾では中華電信や台湾大哥大などの安定した現地回線と接続でき、1GB〜20GBまで豊富なデータプランが選べるため、短期~中期の旅行者に最適です。
会員登録なし!
trifa|長期滞在でも安心の無制限プランあり

料金 | 【3日間】 ・1GB:670円 ・3GB:1,500円 ・無制限:2,970円 【7日間】 ・3GB:1,660円 ・5GB:2,310円 ・無制限:5,990円 【15日間】 ・3GB:1,980円 ・5GB:2,630円 ・無制限:11,990円 【31日間】 ・5GB:3,270円 ・10GB:4,450円 ・無制限:15,000円 【60日間】 ・10GB:5,610円 ・30GB:12,100円 ・50GB:16,120円 |
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回線 | 中華電信 |
即日利用 | 可能 |
電話番号 | なし |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | あり |
trifaは、世界200カ国以上に対応するeSIMブランドで、台湾では無制限通信プランを選択可能な点が魅力です。7日間・15日間・31日間など複数の利用期間が用意されており、長期滞在やビジネス利用にも安心です。
さらに、日本語対応アプリから購入・設定が可能で、eSIM対応端末があれば物理SIMの交換はいりません。通信回線は台湾大哥大などを使用し、通信品質も安定しています。
日数単位で選べる!
Airalo|台湾旅行直前でもオンラインから契約できる

料金 | ・1GB(7日間):700円 ・2GB(15日間):1,050円 ・3GB(30日間):1,450円 ・5GB(30日間):1,800円 ・10GB(30日間):2,850円 ・20GB(30日間):4,350円 ・無制限(10日間):5,250円 |
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回線 | 中華電信 |
即日利用 | 可能 |
電話番号 | あり |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | あり |
Airaloは、オンラインで即日購入・設定可能な利便性の高さが特徴のeSIMプロバイダです。台湾向けに現地特化プランを提供しており、1GB~20GB・7日間〜30日間の幅広い選択肢があります。
設定はQRコードを読み取るだけで完了し、出発直前や現地到着後でも契約できるため、急な旅行にも対応可能です。利用回線は中華電信で安定性も高いので安心して利用できるでしょう。
すべてアプリ内で完結!
Glocal eSIM|申し込み当日に利用できる

料金 | ・6GB(10日間):2,280円 ・5GB(30日間):2,980円 ・10GB(30日間):3,980円 |
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回線 | 不明 |
即日利用 | 可能 |
電話番号 | なし |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | あり |
Glocal eSIMは、申し込み当日から利用可能なスピード感が特徴です。Webからの申込後、すぐにeSIMのQRコードが発行され、短時間で設定が完了します。
10日間・30日間、6GB~10GBのプランが充実しており、短期旅行者にとって費用対効果の高い選択肢です。台湾では大手キャリアと提携し、安定した通信で利用できるでしょう。公式サポートも日本語対応で、初心者にも安心の設計です。
即日利用可能!
SkySiM|滞在期間に合わせて最適なプランが選べる

料金 | ・1GB:290円~8,860円 ・3GB:290円~18,870円 ・無制限:1,430円~8,860円 |
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回線 | ・中華電信 ・遠傳電信 ・台湾大哥大 |
即日利用 | 可能 |
電話番号 | なし |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | なし |
SkySiMは、1日単位でプランが選べる柔軟性の高さが魅力のeSIMサービスです。特に台湾旅行者には、1日~30日までの日数別プランや、1GB~無制限までのデータ容量プランを提供しており、自分に合った最適なプランが見つかります。
日本語Webサイトから購入・設定が可能で、設定もQRコードを読み取るだけと簡単です。利用回線は台湾大哥大など現地大手で、通信品質にも定評があります。
1日単位で契約可能!
Klook eSIM|コスパ抜群で設定は3分で完了する

料金 | 【SIMカード使用期間】 1日、3日、4日、5日、6日、7日、10日、15日、30日 【データパッケージ】 500MB、1GB、3GB、5GB、10GB、15GB、20GB、無制限 【料金】 81円~1,304円 |
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回線 | 中華電信 |
即日利用 | 可能 |
電話番号 | なし |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | あり |
Klookが提供する台湾向けeSIMは、価格と利便性のバランスに優れたサービスです。滞在日数や使用目的に応じて選べる多様なプランが揃っています。
購入後は即時にQRコードが届き、設定はわずか3分程度で完了します。台湾では中華電信などの大手回線と連携しており、通信速度も安定的です。旅行予約とeSIM手配を一括で済ませたい人に最適な選択肢です。
1日単位で契約可能!
【滞在日数・用途別】台湾におすすめのeSIM
台湾旅行のスタイルに合わせて最適なeSIMを選ぶことは、快適な滞在を左右する重要なポイントです。旅行期間や利用目的、必要なデータ容量によって、選ぶべきeSIMは異なります。旅行目的に合ったeSIMを選ぶことで、料金を抑えながら快適なネット環境を確保できます。
- 1~2日間の短期滞在におすすめのeSIM
- 3~5日間の中期滞在におすすめのeSIM
- 6日以上の長期滞在におすすめのeSIM
- 通話・SMSが必要な人におすすめのeSIM
- 無制限通信で楽しみたい人におすすめのeSIM
1~2日間の短期滞在におすすめのeSIM
台湾への週末旅行やトランジットなど、1~2日間の短期滞在には、安価で必要最低限の容量を備えたeSIMが適しています。
例えば、SkySiMやNomadの1GB〜3GB程度の1日・2日プランは、観光地の検索やSNSの利用に十分な通信量を提供してくれます。
料金も数百円からと手頃で、滞在が短いからこそコストパフォーマンスを重視した選択がポイントです。不要な通信量を避け、必要な分だけを購入する柔軟なプラン構成を持つサービスを選びましょう。
3~5日間の中期滞在におすすめのeSIM
3日~5日間の滞在には、中容量(3~5GB前後)か、日数ベースで契約できるeSIMがぴったりです。
NomadやKlook eSIMは、3日・5日間など明確な日数設定のプランが用意されており、設定も簡単なうえに価格もリーズナブルです。
観光や食べ歩き、マップアプリの使用、SNS更新など一般的な用途には十分な容量だといえるでしょう。事前にアプリで契約・設定できるため、出発前に準備しておくことで現地での手間も省けます。
6日以上の長期滞在におすすめのeSIM
6日以上の滞在やビジネス出張、留学の場合は、長期利用に適したプランを選ぶことが重要です。
trifaやSky SiMなどでは、7日間・15日間・30日間の無制限プランや大容量プランを提供しており、動画視聴やテザリングにも対応しています。
また、回線の安定性やサポート体制が整っているサービスを選ぶことで、長期滞在中のトラブルも最小限に抑えられます。コストよりも快適さや信頼性を重視するのがポイントです。
通話・SMSが必要な人におすすめのeSIM
現地での電話予約やSMS認証が必要な方には、音声通話やSMS機能付きのeSIMが最適です。
Airaloなど一部のサービスでは、台湾で利用可能な電話番号付きのプランを用意しており、ホテル予約や飲食店への連絡、アプリ認証にも対応できます。
LINEのID認証や日本との通話にも対応しているプランもあるため、単なるデータ通信だけでなく“電話が使える”という安心感を得たい人には特におすすめです。
無制限通信で楽しみたい人におすすめのeSIM
動画視聴やSNS、地図アプリを頻繁に使いたい方には、無制限通信プランを提供するeSIMが最適です。
trifaやKlook eSIM、Airaloの無制限プランでは、日次または定額制でデータ使用量に上限がないプランを選べます。
速度制限の有無や通信キャリア(中華電信・台湾大哥大など)を確認し、安定かつ高速な通信が可能なeSIMを選ぶのがコツです。ストレスフリーな通信環境を求める人にぴったりの選択肢です。
台湾で使えるeSIMの選び方
台湾で使うeSIMは、滞在日数やデータ使用量、利用目的によって選ぶべきプランが変わります。さらに、対応回線やサポート体制、実名認証の有無なども、快適な通信環境を整えるための重要な判断材料です。ここでは「失敗しないeSIM選び」のために、旅行者がとくに注目すべき5つのポイントを解説します。
- 滞在日数・データ容量で選ぶ
- 中華電信・台湾大哥大など回線品質で選ぶ
- 通話/SMS付きの有無で選ぶ
- 実名認証の必要性で選ぶ
- 日本語サポートやアプリの使いやすさで選ぶ
滞在日数・データ容量で選ぶ
eSIMを選ぶうえで最も基本となるのが「滞在日数」と「必要なデータ容量」です。例えば、1〜2日間の旅行であれば1〜3GBのプランで十分ですが、5日以上の滞在や動画視聴をする場合は、10GB以上や無制限プランが安心です。
多くのeSIMサービスでは、1日・3日・5日・7日・30日など、さまざまな期間でのプランが用意されており、データ容量も選択できます。使い切れなかったデータの繰り越しがない場合もあるため、やや多めの容量を選ぶのが無難です。
中華電信・台湾大哥大など回線品質で選ぶ
eSIMによって接続される通信キャリアは異なります。代表的な台湾のキャリアは以下のとおりです。
- 中華電信
- 台湾大哥大
- 遠傳電信
中華電信は通信エリアが広く、安定した通信が期待できるため、地方への旅行や長期滞在者に人気です。一方で台湾大哥大は都市部での速度が高く、遠傳電信は料金の安さで選ばれることもあります。
どのeSIMがどのキャリアに接続されるかはサービスごとに記載されているので、目的地の通信品質を重視して選びましょう。
通話/SMS付きの有無で選ぶ
データ通信のみのeSIMが一般的ですが、通話やSMS機能付きのプランも存在します。飲食店や宿泊施設への電話予約、アプリのSMS認証が必要な場面では、音声通話・SMS対応のeSIMが便利です。
例えば、Airaloでは通話付きプランを選択可能なケースがあります。ただし、対応している機種が限られることや、通話料金が別途かかる可能性もあるため、使用用途と端末の仕様を確認してから選ぶことが重要です。
実名認証の必要性で選ぶ
台湾ではeSIMの中には「実名認証」が必要なサービスもあります。特に台湾現地キャリアが提供するプランでは、本人確認書類(パスポートなど)の提出が求められることがあります。
一方で、グローバルeSIMプラットフォームは、実名認証不要で使えるものが多く、旅行者にとって手間が少なく便利です。申し込みから利用開始までスムーズに進めたい方は、「実名認証不要」と明記されているeSIMを選ぶと安心です。
日本語サポートやアプリの使いやすさで選ぶ
旅行中のトラブルや設定ミスを避けるためには、日本語サポートの有無や、アプリの使いやすさも重要です。例えば、Klookなど、日本人利用者向けに設計されたサービスでは、購入から設定まで日本語で案内されているため、初めてeSIMを使う方でも安心して利用できます。
また、Airaloやtrifaのようにアプリ操作が直感的で、QRコードの取得や再発行も簡単なサービスは、利便性が高くトラブル時にも迅速に対応できます。
台湾でeSIMを使う3つのメリット
台湾旅行において、物理SIMの代わりにeSIMを選ぶことで、利便性と安全性が大きく向上します。特にスマートフォン1台で手続きから通信まで完結するeSIMは、初めての海外旅行者にも安心の選択肢です。ここでは、台湾旅行でeSIMを活用する際に実感できる3つの大きなメリットを解説します。
- SIMカード不要で到着後すぐに使える
- 店舗に寄らず日本で事前に設定可能
- 紛失・破損リスクがない
SIMカード不要で到着後すぐに使える
eSIMの最大の利点は、物理的なSIMカードを差し替える必要がない点です。台湾に到着したその瞬間から、スマホの設定でeSIM回線をオンにするだけで通信が可能になります。
空港のSIM販売所に並ぶ時間や、カードの入れ替えに伴う端末の再起動といった煩わしさがありません。特に深夜到着や、短期間の旅行では、移動直後から地図アプリや配車アプリを使える利便性が大きな安心感につながります。
店舗に寄らず日本で事前に設定可能
eSIMは多くのサービスがオンライン購入・設定に対応しており、日本出発前にすべての準備を完了できます。サービス購入後に発行されるQRコードをスマホで読み取るだけでアクティベート可能なため、空港カウンターや現地店舗での手続きを省略できます。
Airaloやtrifa、Nomadなどのプラットフォームでは、事前購入・設定が一般的で、旅行当日に通信が繋がらないというトラブルも回避しやすくなります。
紛失・破損リスクがない
物理SIMカードは小さく紛失しやすいという欠点がありますが、eSIMはスマートフォン本体にプロファイルとして内蔵されるため、紛失や破損のリスクがありません。また、SIMカードの差し替え時に起きがちな端末トラブルや、接触不良による通信障害も避けられます。
旅行中の荷物の中でSIMピンを探す手間や、SIMを保管するケースの準備なども不要となり、特に初めての海外旅行者や高齢者にとって安全性の高い選択肢と言えます。
台湾でeSIMを使う2つのデメリット
台湾旅行で便利なeSIMですが、すべてのユーザーにとって万能というわけではありません。特に利用する端末の対応状況や、現地の回線状況によっては、思わぬ不便を感じることもあります。ここでは、eSIMを選ぶ際に注意すべき代表的な2つのデメリットについて解説します。
- 一部機種は対応していない
- 通信が不安定になるケースもある
一部機種は対応していない
eSIMを利用するには、スマートフォンやタブレットがeSIMに対応している必要があります。対応機種は年々増加しているものの、iPhoneであればXS以降、AndroidではGoogle Pixel 4以降やGalaxy S20シリーズ以降など、一部の最新機種に限られるのが現状です。
また、格安スマホや国内専用モデルではeSIM非対応のケースもあるため、事前に仕様を必ず確認することが重要です。対応していない端末でeSIMを購入すると利用できず、返金も受けられないことがあるため注意しましょう。
通信が不安定になるケースもある
台湾のeSIMサービスは基本的に中華電信や台湾大哥大など大手キャリアの回線を使っているため、都市部での通信は概ね安定しています。ただし、郊外や山間部、地下鉄などでは、電波が弱くなったり、一時的に通信が不安定になることも考えられるでしょう。
また、eSIMの設定時や切り替え時に通信がスムーズに切り替わらないことも稀に発生します。旅行中に動画視聴やオンライン会議など通信品質を重視する場合は、事前にレビューや回線情報を確認し、対応するeSIMプロバイダを選ぶことが大切です。
台湾で使えるeSIMの購入から利用までの手順
台湾でeSIMを利用するには、出発前からの準備と、現地での簡単な設定が必要です。初めてeSIMを使う方でもスムーズに利用できるよう、ここでは購入から利用、帰国後の手続きまでを5つのステップでわかりやすく解説します。
- スマホがeSIM対応か確認する
- eSIMを日本でオンライン購入
- QRコードでアクティベート設定
- 現地でモバイル通信をeSIMに切替
- 帰国後は元のSIMに戻す
スマホがeSIM対応か確認する
最初のステップは、利用予定のスマートフォンがeSIMに対応しているかどうかを確認することです。iPhoneではXS以降、AndroidではGoogle Pixel 4、Galaxy S20以降などが対応しています。
ただし、機種によってはeSIM機能が制限されていたり、キャリアや販売国により対応状況が異なる場合があるため、メーカー公式サイトや端末の「設定>モバイル通信」からeSIM対応状況をチェックしましょう。SIMロック解除が済んでいることも忘れずに確認してください。
eSIMを日本でオンライン購入
eSIMは現地ではなく、日本で事前にオンライン購入するのが一般的です。Airalo、Nomad、trifaなどの公式サイトやアプリから購入可能で、旅行日数やデータ容量、料金プランを比較しながら選べます。
購入後にはQRコードが発行されるため、出発前にメールアドレス宛に届いたコードを印刷、もしくは別の端末で表示できるように準備しておくと安心です。渡航直前でもすぐに発行できるサービスが多いため、出発間際の手配でも間に合います。
QRコードでアクティベート設定
eSIMのアクティベート(有効化)は、購入後に発行されたQRコードを使って行います。スマホの「モバイル通信」設定画面から「モバイル通信プランを追加」を選び、QRコードを読み取ることでeSIMプロファイルがインストールされます。
インストール後にモバイル通信の設定で「主回線」や「デフォルトのデータ回線」にeSIMを選ぶことで、設定は完了です。WiFi環境がある場所で作業を行うとスムーズに進められます。
現地でモバイル通信をeSIMに切替
台湾に到着後は、スマホのモバイル通信設定でeSIMを有効にし、データローミングをオンに切り替えるだけで利用が可能になります。特に設定変更後の端末再起動を推奨しているサービスもあるため、通信がうまくいかない場合は試してみましょう。
また、SIMカードとeSIMのデュアル運用が可能な端末では、普段使っている回線はオフにし、eSIMをメインにすることで、料金の誤請求なども防げます。
帰国後は元のSIMに戻す
旅行が終わって日本に帰国したら、再びスマホのモバイル通信設定から通常のSIMカード(または国内eSIM)をメイン回線に戻しましょう。台湾eSIMをそのまま使い続けると、国際ローミング扱いになり、高額な料金が発生するおそれがあります。
また、使用済みeSIMプロファイルは不要であれば削除して構いませんが、再利用できないケースもあるため、念のため数日は残しておくと安心です。
台湾で使えるeSIMを使う際の注意点
台湾旅行で便利なeSIMですが、利用にあたっては事前に知っておくべき注意点がいくつかあります。端末の設定や回線の性質によっては、うまく通信できないケースもあるため、トラブルを防ぐために以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
- SIMロック解除が必要か確認する
- 実名認証が求められるケースもある
- WiFi環境がないと設定できない
- eSIMは他端末に移行できない
- 設定時のトラブル対処法を把握しておく
SIMロック解除が必要か確認する
国内キャリアで購入したスマートフォンの多くは、出荷時にSIMロックがかかっており、特定の通信会社以外のSIM(またはeSIM)が使えない仕様になっています。eSIMを使って台湾現地の通信回線に接続するには、原則としてSIMロック解除が必要です。
解除はキャリアのマイページや店舗で手続き可能ですが、申し込みから反映までに時間がかかる場合もあるため、渡航の1週間前までには確認と対応を済ませておくのが安心です。
実名認証が求められるケースもある
台湾では、一部のeSIMや物理SIMカードにおいて、現地の法律により実名認証(本人確認)が必要な場合があります。特に中華電信などの大手通信キャリアのSIMを利用する場合、パスポート情報の提出や、空港カウンターでの手続きが求められることもあります。
一方で、NomadやAiralo、trifaなどの海外eSIMプラットフォームでは、実名認証不要のものが多く、事前登録だけで利用可能です。購入前に対応状況を必ずチェックしましょう。
WiFi環境がないと設定できない
eSIMの設定には、QRコードの読み取りとプロファイルのインストールといったオンライン通信が必要な作業が含まれます。そのため、初期設定を行う際にはWiFiなどのインターネット接続環境が必須です。
現地の空港などで設定する予定であれば、空港WiFiを活用するのも一案ですが、タイミングによっては不安定なこともあるため、日本出発前にWiFi環境で設定を済ませておくことを推奨します。
eSIMは他端末に移行できない
一度スマートフォンに設定したeSIMプロファイルは、基本的に別の端末に移行することができません。たとえ未使用の状態でも、最初にインストールした端末でしか使用できない仕組みになっているため、旅行中にスマホを紛失・故障した場合は新たにeSIMを再購入する必要があります。
また、eSIMを削除してしまうと再発行ができないサービスもあるため、削除操作は慎重に行うことが大切です。
設定時のトラブル対処法を把握しておく
QRコードを読み取ってもエラーになる、通信が始まらない、アクティベートが進まないといったトラブルは、ごく稀ですが起こりえます。こうした事態に備えて、購入したeSIMサービスのFAQやチャットサポートの連絡手段を把握しておくことが重要です。
多くのサービスでは、日本語または英語でのサポートが受けられるため、旅行前に公式サイトでサポート情報を確認し、スクリーンショットや購入メールを控えておくと対応がスムーズです。
台湾でおすすめのeSIMに関するよくある質問
ここでは、台湾でeSIMを利用する際によく寄せられる質問に対して、端的でわかりやすい回答をまとめています。初めてeSIMを使う方や、WiFiルーターとの違いが気になる方は参考にしてください。
台湾に着いたらeSIMはどうすればいい?
台湾に到着したら、スマートフォンの「モバイル通信」設定でeSIM回線をオンにし、データローミングを有効にしてください。事前にQRコードでeSIMをインストールしていれば、現地での通信がすぐに始まります。通信がうまくいかない場合は、端末の再起動やAPN設定の確認を行うと改善されるケースがあります。
台湾旅行に行くならSIMとWiFiのどっちがいい?
基本的にはeSIMがより便利でおすすめです。SIMカードやポケットWiFiに比べて、荷物が増えず、オンラインで即日購入・設定できる点がメリットです。一方で、複数人での利用や大容量通信を想定する場合はWiFiルーターも選択肢になります。ただし、紛失・充電切れなどのリスクを考慮すると、個人旅行ではeSIMの方が安心です。
台湾のeSIM最大手はどこ?
台湾国内のeSIM通信回線としてよく利用されるのは「中華電信(Chunghwa Telecom)」です。通信エリアが広く、安定性が高いため、eSIM事業者の多くがこの回線を採用しています。また、台湾大哥大(Taiwan Mobile)や遠傳電信(FarEasTone)も主要キャリアとして人気があります。eSIM購入時は、どのキャリア回線を使用しているかも確認しましょう。
台湾でフリーWiFiを使うと危険?
台湾では空港やカフェ、地下鉄など多くの場所で無料WiFiが提供されていますが、セキュリティリスクには注意が必要です。暗号化されていないネットワークでは、通信内容が盗み見られる可能性があります。特にクレジットカード情報やログイン情報の入力は避けた方が安全です。セキュアな通信を確保するためにも、eSIMなど個人専用の回線を利用する方が安心です。
まとめ
台湾旅行でのインターネット接続手段として、eSIMは手軽さ・コスト・利便性の面で非常に優れた選択肢です。物理SIMやポケットWiFiと異なり、事前にスマホで設定でき、到着後すぐに使えるため、移動時や現地でのトラブルも最小限に抑えられます。
特に以下のeSIMサービスは、無制限プランや即日発行対応があり、用途に合わせて柔軟に選べる点も魅力です。
- Nomad|会員登録なしですぐに使える
- trifa|長期滞在でも安心の無制限プランあり
- Airalo|台湾旅行直前でもオンラインから契約できる
- Glocal eSIM|申し込み当日に利用できる
- SkySiM|滞在期間に合わせて最適なプランが選べる
- Klook eSIM|コスパ抜群で設定は3分で完了する
ただし、eSIM対応機種やSIMロック解除の有無、実名認証の必要性など、事前確認は必須です。この記事を参考に、あなたにとって最適なeSIMを選び、快適でストレスのない台湾旅行を楽しんでください。