光回線とホームルーターを比較!快適なネット環境を手に入れるための完全ガイド

光回線 ホームルーター 比較

自宅でネットを使いたい場合にはいくつかの手段がありますが、なかでも特におすすめなのが「光回線」「ホームルーター」の2つです。これらは宅内でのネット利用に特化したサービスで、通信品質に優れています。

光回線は2003年頃に登場したため、すでにご存知のかたは多いかと思いますが、ホームルーターは2021年頃からの提供と後発なので知らないというかたもいるでしょう。

とくに多いのが『光回線とホームルーターってなにが違うの?』『Wi-Fiルーターとホームルーターって同じじゃないの?』といった疑問です。たしかに名前や用途が似ているので、違いがわかりづらいかもしれません。

そこで当記事では“光回線とホームルーターの違い”や、“光回線とホームルーターの比較”について、具体的な情報を解説いたします。

こちらの記事を最後まで読んでいただければ、光回線とホームルーターの違いを知っていただけるのはもちろん、自分がどちらのサービスを使えば良いかハッキリさせることが可能です。

スムーズに読んでいただければ10分以内に完読できる内容となっていますので、さっそくチェックしてみてください!そして素晴らしいネット環境を一緒に整えていきましょう。

この記事でわかること
  • 光回線とはなにか?
    「物理的配線を使ってネットを利用するサービス」
  • ホームルーターとはなにか?
    「スマホと同じ回線で簡易的にネットを利用するサービス」
  • 光回線とホームルーターの違いとは?
    「使用する回線が全く異なる」
  • 光回線を使うメリット
    「通信速度が安定して速い」
  • ホームルーターを使うメリット
    「申し込みから数日で導入できる」
  • 光回線とホームルーターはどちらがおすすめ?
    「通信品質の観点から光回線のほうがおすすめ」

光回線とホームルーターを比較してみると、それぞれ違った特徴があることがわかります。詳しい内容は本文内で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

光回線とホームルーターの違いとは?

光回線とホームルーターの違いは、光回線は電柱から光ファイバーケーブル引いて、“物理的”に通信を行うのに対し、ホームルーターはスマホと同様にモバイル回線の電波を使って通信するという点にあります。

光回線とホームルーターは、根本的に使用する通信回線に違いがあります。そのため通信品質をはじめ、料金設定などのサービス部分でも大きな違いが見られます。

以下に光回線とホームルーターの概要を比較した一覧表を作成いたしました。こちらを見ていただくと、どの部分に違いがあるのか一目瞭然なので、ぜひ参考にしてみてください。

項目光回線ホームルーター
通信速度
(平均値)
下り:600Mbps
上り:300Mbps
下り:150Mbps
上り:30Mbps
速度制限なしあり
月額料金
(平均値)
戸建て:5,500円
マンション:4,400円
4,500円
開通工事必要不要
開通までの期間2週間〜2ヶ月翌日〜1週間
開通工事費無料〜44,000円なし
契約事務手数料3,300円3,300円
端末代金なし20,000円〜70,000円
対応エリア全国全国
初期設定必要不要
Wi-Fi設定必要必要

どちらのサービスにも長所と短所があります。例えば、光回線は通信速度に長けていますが、導入に少しばかり時間が必要になります。一方でホームルーターは導入が早い代わりに、通信速度が光回線よりは遅くなる可能性が高いです。

通信速度で比較

ジャンルサービス名通信速度
光回線ドコモ光下り:265Mbps
上り:283Mbps
光回線ソフトバンク光下り:310Mbps
上り:340Mbps
光回線auひかり下り:507Mbps
上り:516Mbps
ホームルータードコモ home 5G下り:182Mbps
上り:19Mbps
ホームルーターSoftBank Air下り:93Mbps
上り:9Mbps
ホームルーターRakuten Turbo下り:84Mbps
上り:32Mbps
通信速度は「みんなのネット回線速度」を参照

光回線とホームルーターの代表的なサービスを3つずつピックアップし、通信速度を比較してみました。合計6社での比較となりますが、通信速度については総じて光回線サービスのほうが高い数値を記録しています。

モバイル回線をつかっているホームルーターも決して遅いわけではないのですが、光信号をつかった光回線のほうが通信速度においては圧倒的に速いです。

そのためオンラインゲームやビジネスシーンなど、インターネットの通信品質が求められるような用途で、いずれかを選択するのであれば光回線を契約したほうが良いでしょう。

月額料金で比較

ジャンルサービス名戸建てマンション
光回線ドコモ光5,720円4,400円
光回線ソフトバンク光5,720円4,180円
光回線auひかり5,610円3,740円
ホームルータードコモ home 5G4,950円
※2025年7月1日以降5,280円に改定
4,950円
※2025年7月1日以降5,280円に改定
ホームルーターSoftBank Air5,368円5,368円
ホームルーターRakuten Turbo4,840円4,840円

続いては光回線とホームルーターの月額料金を比較してみましょう。まず光回線には住居のタイプに応じて、2種類の料金が設定されています。

基本的に戸建てタイプは料金が5,000円台であることが多く、マンションタイプは4,000円台前半といった印象です。一方でホームルーターは住居に関係なく、基本的には1つの料金設定のみです。

これらの料金を比較してみると光回線(マンションタイプ)<ホームルーター<光回線(戸建てタイプ)の順に料金が高くなっていきます。

もちろん選択するサービス次第では光回線でも安く利用できるケースはありますし、ホームルーターもキャンペーンなどで安くなるケースがあるので、一概にこれらが全てとは言えません。

あえて料金を主体にサービスを選ぶのであれば、集合住宅住まいのかたは光回線、戸建て住まいのかたはホームルーターをチョイスすると通信費を安く抑えられる可能性があります

初期費用で比較

項目光回線ホームルーター
開通工事必要不要
開通までの期間2週間〜2ヶ月翌日〜1週間
開通工事費無料〜44,000円なし
契約事務手数料3,300円3,300円
端末代金なし20,000円〜70,000円

次に光回線とホームルーターの初期費用を比較してみましょう。まず各サービスには共通して事務手数料が必要になります。

ですが開通工事費については光回線のみとなっており、端末代金はホームルーターのみとなっているため、費用の内訳には少しばかり差があります。

ただし光回線の開通工事費とホームルーターの端末代金は、キャンペーンで無料になるケースが多いため、ほとんどの場合でユーザーが負担することはありません。

となると、どちらのサービスも事務手数料の負担のみで契約ができるので、実際はほとんど差がないと考えて問題ないでしょう。

導入方法と期間

項目光回線ホームルーター
ISP設定
(APN設定)
必要不要
Wi-Fi設定必要必要

最後に光回線とホームルーターの導入後の設定についても理解しておくと安心です。

光回線では開通工事の部分を専門の業者が対応してくれますが、機器類の設定についてはユーザー側で対応する必要があります。

特にネット接続に必須なISP設定は、Wi-Fiルーターやパソコンの内部設定を変更する必要があるため、機械の扱いに慣れていないと複雑に感じるかもしれません。

ただし、基本的には派遣や電話でのサポートを実施してくれているので、プロに任せることが可能です。

戸建てまたはマンションといった建物の種類や契約するサービスにより、導入にかかる期間は異なりますが、1週間〜2ヶ月ほどあれば利用可能となります。

一方でホームルーターはAPN設定(光回線でいうISP設定に相当)を通信会社で事前に済ませてくれているため、ユーザーはWi-Fiの設定だけをすればインターネットの利用ができます。

面倒な設定や工事が不要で、機器が届き次第すぐに利用できる点は、ホームルーターの大きなメリットだといえます。

光回線を利用するメリット

光回線を利用するメリットをまとめてみました。次のメリットに恩恵を感じる場合は、光回線を優先して導入するのがおすすめです。

【メリット①】通信速度が速く安定している

光回線は通信速度が速く安定しているのが一番の特徴です。近年ではインターネットを利用する機会が増えてきており、あらゆる仕事や生活のなかでネット環境が必要になってきました。

パソコンやスマホで調べ物をすることはもちろん、家庭内の機器同士を連携させたり、遠く離れた人やものと意思疎通を図ることもできます。

しかしインターネットはいろいろとできるようになった分、通信の品質も求められるようになってきました。例えば動画の視聴で頻繁に読み込み待ちが入ってしまったり、オンラインゲームで想定外の動作や遅延が起きると困りますよね。

そんなときに優れた光回線をつかっていれば、ストレスなくインターネット環境を利用できます。多くの機器をインターネットに接続する現代だからこそ、光回線の有用性は高まっていると言えるでしょう。

【メリット②】速度制限がなくネットが使い放題

光回線サービスは基本的に通信速度に制限がなく、無制限にインターネットが利用できます。例えばスマホやタブレットで利用する格安SIMでは、1ヶ月単位で使えるデータ容量が決められていますよね。

しかも決められたデータ容量を超過してしまうと、通信速度に制限がかかってしまうので、インターネットの使用感が一気に悪くなってしまいます。

ですが光回線であればそういった制限は一切なく、データ容量を気にせずインターネットを使えるので単純に楽です。なぜならデータ容量を管理したり、速度制限の心配をする必要がないから!

せっかくインターネットを使っていても、スムーズに利用できないのでは利便性に欠けてしまいます。近年では数秒あれば調べものが完了する世の中なのに、自分のネット環境だけ遅いのはストレスでしかありません。

そのようなストレスから解放しれくれるのが、ほかでもない光回線です。そのうえ光回線なら複数台のスマホやタブレットを接続しても速度が制限されることはないので、安心してインターネットが利用できます。

【メリット③】マンションタイプは料金が安くコスパが良い

光回線サービスは基本的にマンションタイプの料金が安く設定されているので、インターネットをコスパよく利用できます。

先にもホームルーターの料金(平均:4,500円)と比較をおこないましたが、光回線のマンションタイプの月額基本料金は4,000円台前半なので、特にリーズナブルです。

また、選ぶサービスによっては2,000円台や3,000円台といったケースもあるため、とにかくコスパに優れています。もちろん安ければ良いというわけでもありませんが、単純に低コストでインターネット環境が設置できるのは評価ポイントです。

光回線を利用するデメリット

次に光回線を利用するにあたってのデメリットもご紹介いたします。メリットと比較していただくことで、自分に光回線が適しているのか見極めることができるでしょう。

【デメリット①】工事が必要で開通まで時間もかかる

光回線は申し込みをしてから実際に利用できるようになるまで、最短で2週間ほどの期間が必要になります。というのも光回線は建物の状況に応じて、業者の工事が必要になるなど、それなりに手間がかかるからです。

もしタイミングが悪ければ1〜2ヶ月ほど待たなければならないケースもあるので、もし利用を考えているかたは早めに申し込みをするようにするのがおすすめです。

また、極めて稀なパターンではありますが、工事の内容次第では壁に穴を空けたりする必要もあるため、建物が傷つくことがNGというかたはホームルーターを導入するのも1つの方法です。

【デメリット②】機器の設置場所が限定される

光回線を利用する場合、ONU(回線終端装置)と呼ばれる機器が宅内のコンセント付近に設置されるため、Wi-Fiルーターなども基本的にはONUに使用するコンセント付近に設置することになります。

長さのあるLANケーブルや延長コードを用いれば、Wi-Fiルーターだけ離れた場所に設置することも可能ですが、配線の都合上どうしても限界があります。

一方でホームルーターはコンセントが利用できれば、どこでも設置が可能なので機器を頻繁に移動させる可能性がある場合は、ホームルーターのほうが便利に感じるかもしれません。

【デメリット③】戸建てタイプだと料金がやや割高

光回線サービスは基本的にマンションタイプが割安となっており、戸建てタイプが割高に設定されています。戸建てタイプは一件ごとに光回線設備を敷設するので、維持費が高くなるのは仕方がない部分でもあります。

契約するサービスにもよりますが、マンションタイプと比較して月間1,000円〜1,500円ほど高くなるので、その差が手痛いと感じるようであれば、やや料金が安いホームルーターも検討の余地があるでしょう。

しかし光回線サービスを提供している通信会社は非常に多く料金設定もピンキリなので、なかには戸建てタイプでも安く使えるケースもあります。

どうしても負担額が気になるかたは、料金重視で光回線サービスを探してみるのもおすすめです。

ホームルーターを利用するメリット

続いてホームルーターを利用するメリットにも触れていきましょう。光回線とは違った特徴をもつホームルーターならではのメリットばかりですので、ぜひチェックしてください!

【メリット①】開通工事がなくWi-Fiの導入がスムーズ

ホームルーターは契約後に開通工事をする必要がなく、届いた製品をコンセントに差し込むだけで設置が完了します。そのため導入が非常にスムーズで、誰でも簡単に利用がはじめられるのが長所です。

例えば引越しをした際に開通工事があると、片付けが済んでいない自宅のなかで業者が作業することになるので、そういった状況を嫌うかたも少なくないでしょう。

そんなときホームルーターであれば、だれも自宅にあげる必要がなく、ルーター本体をコンセントに差し込むだけでネット環境が構築できます。

とにかく手軽にネット環境を用意したいということであれば、ホームルーターは最適のサービスといっても過言ではありません。

【メリット②】Wi-Fiルーターの設置場所が自由

ホームルーターはコンセントに接続できれば、自動的にモバイル回線をつかって通信をはじめてくれるので、設置場所の自由度も高いです。

例えば光回線の場合、Wi-Fiルーターを設置するならコンセントだけでなく、ONUにもケーブルを接続しなければなりません。そのためWi-Fiルーターの設置範囲は、ある程度限定されてしまいます。

しかしホームルーターであればコンセントに接続するだけなので、延長コードなどを用いれば非常に広い範囲に設置が可能です。

できるだけ宅内の中央に設置して全体をカバーするようにしてもOKですし、普段からパソコンやゲームをする付近に設置をしておくと通信も安定しやすくなるといったメリットがあります。

【メリット③】光回線の戸建てタイプと比べて料金が安い

ホームルーターは月額基本料金が平均4,500円ほどとなっているため、光回線の戸建てタイプ(平均:5,500円)よりは約1,000円ほど安く使えます。

マンションタイプ(平均:4,400円)とも大きな差はないため、できるだけ料金を抑えたいと考えているなら、ホームルーターも選択肢としては有力です。

またホームルーターは一定期間の割引きを受けられるケースも多く、1年目は毎月2,000円台で使えるなどのキャンペーンもあるので、これから一人暮らしをはじめる学生のかたなどには嬉しいポイントと言えるでしょう。

ホームルーターを利用するデメリット

引き続きホームルーターを利用するデメリットについても解説をいたします。

【デメリット①】通信の速度や安定性は光回線に劣る

インターネットの仕組み上、仕方がないことではありますが、基本的にホームルーターの通信速度や安定性は光回線に劣ります。

光回線はしっかりとした設備を時間をかけて導入しているため、その分ネット環境としての質も高いです。一方でホームルーターは簡易的に導入ができる利点こそありますが、通信の仕組みがスマホと同じなので電波状況によって品質も変化します。

光回線とホームルーターの通信速度を比較してもわかるとおり、平均速度においても約3倍〜5倍ほどの差があるため、よほど恵まれた環境でない限りホームルーターで光回線以上のクオリティを出すことは難しいでしょう。

【デメリット②】使いかた次第では速度制限の対象になる

ホームルーターも料金プラン上では光回線と同じくデータ無制限でインターネットが利用できますが、一度に膨大なデータ通信をおこなった場合などは、通信会社側で速度制限を実施する可能性があります。

といっても日常的な使いかたで制限されるといった可能性は低いため、とくに心配する必要はありません。具体的に制限される基準が公開されているわけではありませんが、実際に制限されたという話しはあまり聞かないので安心してください。

あくまで想定にはなりますが、一度に何十台もの端末を同時にネットに接続して、大容量のデータファイルを送信するなど、特殊な条件を満たさない限り制限されることはないでしょう。

【デメリット③】光回線のマンションタイプよりは料金が高い

ほとんど誤差レベルにはなりますが、ホームルーターと光回線のマンションタイプの平均料金を比べると、ホームルーターのほうが毎月100円ほど割高です。

もちろん平均値での比較にすぎないので、実際に利用するサービスを選べばホームルーターでも十分安く利用することができます。

ただしキャンペーンが適用されていない状態で見た場合、光回線のマンションタイプのほうが安く利用できる傾向にあるので、長期的な利用を考えている場合は光回線のマンションタイプのほうがおすすめです。

どういう人に光回線が必要?

光回線はどういった人にとって必要になるのか、対象者の特徴をまとめてみました。

光回線が必要な人の特徴
  1. 安定したネット環境が必要な人
  2. 単純に高速通信を利用したい人
  3. 多数の機器をネットに接続する人
  4. マンションなど集合住宅に住んでいる人
  5. テザリングでは物足りないと感じている人

基本的に光回線はインターネットの環境に品質を求めるかたにおすすめです。通信速度はもちろん、安定感もあるので接続が切れたり遅くなりにくく、ストレスを感じずにネットが楽しめます。

またマンションタイプは戸建てタイプと比べて、平均1,000円〜1,500円ほど安く使えるため、コスパにも優れています。導入に多少の期間が必要になりますが、契約しておいて後悔のないサービスなので、ぜひ導入を検討してみてください。

安定して高速通信を使いたい人は光回線がおすすめ!

やはりインターネットを使うなら、できる限りサクサク利用したいですよね!例えばスマホで速度制限を体験したことがあるかたなら、ウェブサイトの読み込みの遅さなどをよく知っているでしょう。

せっかくインターネットで調べものをしているのに、なかなか結果が表示されないとイライラしてしまいます。そんなときに光回線があれば、スマホの速度制限に関係なくサクサクネットが使えるので便利です。

また、オンラインゲームのようにデータの送受信が多く、なおかつデータ容量が多い通信がともなうシーンでは光回線は必須といっても過言ではありません。

もちろんオンラインゲームに限らず、仕事でのオンライン会議など、できるだけクリアな映像や音声を求める場合にも光回線は役立ちます。

せっかくインターネットを導入するのであれば、多少の費用負担は覚悟して、少しでもクオリティの高いほうを選んだほうが後悔は少ないですよ!

どういう人にホームルーターが必要?

ホームルーターが必要になる人の特徴は以下のとおりです。

ホームルーターが必要な人の特徴
  1. 光回線の導入ができない人
  2. すこしでも早くネット環境が必要な人
  3. 引越しが多く手続きを少なくしたい人

ホームルーターは手軽に導入できるので、取り急ぎネット環境が必要なかたでにおすすめのサービスです。ネットで申し込みをすれば、最短翌日から使い始められるので、光回線より圧倒的に早いです。

また、家庭の事情や職業柄で引越しが多い場合にもホームルーターは役立ちます。光回線では引越しをする場合、引越し先での開通工事が毎回必要になり、その都度費用もかかるため負担が大きいです。

しかしホームルーターであれば、利用する場所の変更を申し出るだけで、引越し先でもスムーズに利用を開始できます。

光回線の導入ができない建物にお住まいならホームルーターを使おう!

最近では珍しいかもしれませんが、地域や建物によっては光回線の導入ができない場合があります。そんなときもホームルーターであれば、コンセントさえ確保できれば導入が可能です。

もちろんモバイル回線の電波が宅内に届いていることが前提となりますが、よほどの山奥や地下深くでない限り、モバイル回線の電波が届かないといったことはないでしょう。

もし建物の管理人から光回線の工事ができないと言われた場合でも、インターネット環境を諦めずにホームルーターを検討してみてください。

おすすめの光回線を一覧で比較

約700社ある光回線のなかから当サイトがおすすめする10社を厳選し、一覧表にて比較をしてみました。もし光回線の契約先を迷っている場合は、以下を参考にしてください。

スクロールできます
光回線一覧月額基本料金スマホセット割標準工事費
(無料特典あり)
通信速度
(平均値)
回線種別
(提供エリア)
キャッシュバック
ドコモ光戸建て:5,720円
マンション:4,400円
ドコモ戸建て:19,800円
マンション:16,500円
下り:265Mbps
上り:283Mbps
NTT光回線
(全国)
最大100,000円
ソフトバンク光
おすすめ!
戸建て:5,170円
マンション:4,720円
ソフトバンク
ワイモバイル
戸建て:31,680円
マンション:31,680円
下り:310Mbps
上り:340Mbps
NTT光回線
(全国)
最大52,000円
auひかり
おすすめ!
戸建て:5,610円
マンション:4,180円
au
UQモバイル
戸建て:41,250円
マンション:33,000円
下り:507Mbps
上り:516Mbps
独自回線
(全国)
最大141,000円
NURO 光
おすすめ!
戸建て:5,200円
マンション:2,090円〜
ソフトバンク
NUROモバイル
戸建て:44,000円
マンション:44,000円
下り:638Mbps
上り:620Mbps
独自回線
(一部地域)
最大45,000円
eo光戸建て:3,280円〜
マンション:3,436円
au
UQモバイル
mineo
戸建て:29,700円
マンション:29,700円
下り:768Mbps
上り:717Mbps
独自回線
(関西エリア)
最大10,000円
(商品券)
ビッグローブ光戸建て:5,478円
マンション:4,378円
au
UQモバイル
ビッグローブモバイル
戸建て:28,600円
マンション:28,600円
下り:241Mbps
上り:263Mbps
NTT光回線
(全国)
最大40,000円
GMOとくとくBB光戸建て:4,818円
マンション:3,773円
なし戸建て:26,400円
マンション:25,300円
下り:257Mbps
上り:303Mbps
NTT光回線
(全国)
最大117,000円
エキサイトMEC光戸建て:4,950円
マンション:3,850円
なし戸建て:22,000円
マンション:22,000円
下り:324Mbps
上り:262Mbps
NTT光回線
(全国)
なし
コミュファ光戸建て:5,170円
マンション:4,070円
au
UQモバイル
戸建て:27,500円
マンション:27,500円
下り:635Mbps
上り:634Mbps
独自回線
(東海エリア)
最大94,000円
BBIQ光戸建て:5,500円
マンション:4,510円
au
UQモバイル
戸建て:19,800円
マンション:16,500円
下り:441Mbps
上り:392Mbps
独自回線
(九州エリア)
最大30,000円
通信速度は「みんなのネット回線速度」を参照

光回線サービスには「NTT回線」をつかったものと、「独自回線」をつかったものの2種類があります。大きな違いとしては契約できる範囲や通信速度にあり、可能であれば独自回線を使ったサービスを契約するのが理想的です。

NTT回線は全国の幅広い場所で契約ができるので、多くのユーザーが利用しやすい特徴がありますが、通信速度については独自回線を採用しているサービスのほうが優れています。

なかでも「auひかり」「NURO 光」は特におすすめで、通信速度が速いだけでなく、数多くのキャンペーンを実施しており実質的な負担額も減らすことが可能です。

もし独自回線が使えない地域にお住まいのかたは、「GMOとくとくBB光」「エキサイトMEC光」のいずれかを検討してみてください。

どちらもNTT回線をつかったサービスのなかでは優れた通信品質を誇っており、なおかつ月額基本料金が安いのでコスパも優秀です。

以下では、数ある光回線の中でも特におすすめのサービスを3つ紹介します。

ソフトバンク光

引用元:ソフトバンク光
月額料金戸建て:5,170円
マンション:4,720円
事務手数料3,300円
工事費戸建て:31,680円
マンション:31,680円
通信速度下り:310Mbps
上り:340Mbps
提供エリア全国(NTT光回線)
主なキャンペーン・最大40,000円キャッシュバック
・乗り換えにかかる違約金を全額還元
スマホセット割ソフトバンク・ワイモバイル
特徴・スマホとのセット割がお得
・NTT回線の安定した通信環境

ソフトバンク光は、NTTの「フレッツ光」の提供をソフトバンクが請け負い、全国で提供している光回線です。

スマートフォンのソフトバンクとセットで利用することで、スマホ料金が安くなるお得なセット割があるのが特徴です。

スマホ以外にもタブレット端末などの使用量にも適用されるので、ソフトバンクのスマホを利用している方に特におすすめの光回線です。

月額料金は戸建てで5,170円、マンションで4,720円と他のサービスと比べて圧倒的に安いわけではありませんが、通信速度の速さと安定性に定評があります。

通信速度の面では最大1Gbpsを実現しており、オンラインゲームや動画視聴などもストレスなく利用できるのが強みです。

光回線では工事費が高額となるイメージもありますが、ソフトバンク光なら他社乗り換え時の撤去工事費や違約金を還元してもらえます。気軽に乗り換えを検討できるのも嬉しいポイントの一つです。

最大4万円キャッシュバック!

auひかり

引用元:代理店25
月額料金戸建て:5,610円
マンション:4,180円
事務手数料3,850円
工事費戸建て:41,250円
マンション:33,000円
通信速度下り:507Mbps
上り:516Mbps
提供エリア全国(独自回線)
主なキャンペーン・最大74,000円キャッシュバック
・初期費用相当額割引
スマホセット割au・UQモバイル
特徴・最大1Gbpsの高速通信に対応
・都市部では速度5倍・10倍の通信に対応

auひかりは、大手通信キャリアのauが提供している光回線です。

ダウンロードとアップロード、ともに通信速度が速く最大1Gbpsで利用可能なため、Web会議など在宅でお仕事をされる方におすすめの光回線です。

もちろん複数端末での使用にも強く、ゲームやタブレット端末などをご家族で使用される場合にもストレスなく利用できます。

auひかりでは関東一部エリアで超高速通信を提供しています。東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の一部エリアに限られますが、従来の「auひかり ホーム1ギガ」と比較して5倍または10倍の速度でインターネットを利用できます。

速度5倍であれば追加料金なしで契約可能なので、お住まいのエリアが超高速通信に対応しており、速度を重視したい方にぴったりの光回線だといえます。

また、大手通信キャリアのauが提供していることもあり、auのスマホを利用していれば永年毎月最大1,000円の割引が受けられます。家族でまとめて利用すればお得度はさらに高くなります

最大7万4,000円キャッシュバック!

NURO光

引用元:NURO光
月額料金戸建て:5,200円
マンション:2,090円〜
事務手数料3,300円
工事費戸建て:44,000円
マンション:44,000円
通信速度下り:638Mbps
上り:620Mbps
提供エリア一部地域(独自回線)
主なキャンペーン・最大85,000円キャッシュバック
・基本工事費実質無料
スマホセット割ソフトバンク・NUROモバイル
特徴・29歳以下向けのお得なプランあり
・独自回線のため通信速度が速い

NURO光は、SONYが提供している独自回線で、リーズナブルな料金が魅力の光回線です。

独自回線を利用しているために、他の光回線と比較して通信速度が速い点が強みです

さらにキャッシュバック金額が大きい点もおすすめできるポイントとなっています。

NURO光は独自回線であることから、対応エリアが限られていますが、提供エリアに当てはまる方は、料金が安くて高速なインターネットを利用できるため、大変おすすめできます。

公式サイトからの申し込みで最大8万5,000円キャッシュバック!

おすすめのホームルーターを一覧で比較

ホームルーターについても一覧表で比較してみましょう。WiMAXについては似た名称で複数種類存在しているため、こちらではまとめて1つのサービスとして掲載しております。

スクロールできます
ホームルーター一覧月額基本料金スマホセット割端末代金
(無料の場合もあり)
通信速度
(平均値)
提供エリアキャッシュバック
ドコモ home 5G
提供エリア
おすすめ!
5,280円ドコモ71,280円下り:182Mbps
上り:19Mbps
全国15,000円
モバレコエアー
提供エリア
おすすめ!
5,368円ソフトバンク
ワイモバイル
71,280円下り:144Mbps
上り:11Mbps
要問い合わせ最大46,800円
wifi革命セット
おすすめ!
8,338円ソフトバンク
ワイモバイル
71,280円下り:93Mbps
上り:9Mbps
要問い合わせ最大35,000円
SoftBank Air
提供エリア
5,368円ソフトバンク
ワイモバイル
71,280円下り:93Mbps
上り:9Mbps
全国最大50,000円
Rakuten Turbo
提供エリア
4,840円なし41,580円下り:84Mbps
上り:32Mbps
全国20,000円相当
(ポイント還元)
WiMAX
(複数種類あり)
提供エリア
平均:5,000円au
UQモバイル
0円〜31,680円下り:126Mbps
上り:23Mbps
全国なし〜41,000円
通信速度は「みんなのネット回線速度」を参照

ホームルーターはサービスが開始してから日が浅く、参入している事業者は基本的に大手だけです。基本的には住居の付近で入りやすい電波(モバイル回線)を使ったサービスを選択するのが無難でしょう。

電波のカバー範囲で考えると、「ドコモhome5G」「SoftBank Air」は使いやすいと思われます。また、スマホセット割の対象キャリアを契約していれば、毎月の携帯料金が安くなるのもポイントです。

以下ではおすすめのホームルーターを3つ紹介しますので、料金やキャンペーンなど見比べてみて、お好みのホームルーターを選んでみてください。

モバレコエアー

引用元:モバレコエアー
月額基本料金1ヶ月目:1,320円
2〜12ヶ月目:3,080円
13〜36ヶ月目:4,180円
事務手数料3,300円
通信速度下り:144Mbps
上り:11Mbps
提供エリア要問い合わせ(ソフトバンク)
主なキャンペーン・17,000円キャッシュバック
・乗り換えにかかる違約金を全額還元
スマホセット割ソフトバンク・ワイモバイル
特徴・データ容量無制限
・128台まで同時接続可能

モバレコエアーは、ソフトバンク株式会社と株式会社グッド・ラックのコラボにより運営されるサービスです。

そのため速度の安定性に定評のあるSoftBank Airの端末が利用できます。SoftBank Airの通信速度は使用する環境にもよりますが、モバレコエアーでは下り最大2.7Gbpsでの接続が可能です。

128台まで同時接続に対応しており、何台繋いでもサクサク動く点もモバレコエアーのメリットです。家族みんなでそれぞれに快適な環境でインターネットを利用できますね。

さらに、データ容量無制限なので動画視聴やSNSも通信制限を気にする必要もありません。

ソフトバンクやワイモバイルの携帯とセットで、毎月の携帯料金が一人あたり永年毎月最大1,650円割引にもなります。これを機にスマホプランの見直しを検討してみても良いですね。

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ドコモhome5G

引用元:NTT docomo
月額基本料金5,280円
事務手数料3,850円
※オンラインショップでの購入で無料
通信速度下り:182Mbps
上り:19Mbps
提供エリア全国(ドコモ)
主なキャンペーン・15,000円分dポイント還元
・他社解約金を最大22,000円分dポイント還元
スマホセット割ドコモ
特徴・5Gに対応
・64台同時接続可能

ドコモhome5Gは、NTTdocomoによるホームルーターです。コンセントにさすだけで利用できるにも関わらず、5Gに対応しておりサクサク快適に使える点がメリットです。

繋がりやすさや通信速度の安定性など、大手通信キャリアならではのサービスが受けられるドコモhome5Gでは、データ量無制限でインターネットを楽しめます。動画視聴やSNSだけでなく、オンライン会議やオンラインゲームまでデータ通信量を気にせず使えるのが嬉しいですね。

Wi-Fiなら64台、有線LANなら2台の同時接続に対応しているので、パソコンやスマホ、タブレットなど複数端末を利用する人はもちろん、家族でもストレスなく活用できます。子育て世代の方にもおすすめのホームルーターです。

さらにスマホとのセット利用で、スマホ料金が永年最大1,210円割引となります。ドコモユーザーの方は回線をまとめることで管理が楽になり、月々のスマホ代節約も叶います。

5G対応でサクサク!

wifi革命セット

引用元:wifi革命セット
月額基本料金8,338円
事務手数料3,300円
通信速度下り:93Mbps
上り:9Mbps
提供エリア要問い合わせ
主なキャンペーン・最大35,000円分キャッシュバック
・乗り換えにかかる違約金を全額還元
スマホセット割ソフトバンク・ワイモバイル
特徴・最大16日間の初期契約解除期間あり
・ポケットWifiとのセットプラン

Wi-Fi革命セットは、ホームルーターとポケット型WiFiがセット利用できるサービスです。使用する端末はソフトバンクのモバレコAirとONE MOBILEです。

Wi-Fi2台を別々に登録する必要がないため管理がしやすい点や、家でも外でもデータ通信量を気にせず、快適にインターネットが使える点が魅力です。そのため出先でもスマホを快適に利用したい方におすすめです。

月額基本料金は8,338円ですが、初月は770円、2ヶ月〜36ヶ月目には3,850円になる割引が適用されます。なんと3年間で総額164,648円もお得になるのです

万が一使えなかった場合には、最大16日間の初期契約解除期間も設けられていますので、まずは気軽に試してみてくださいね。

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光回線とホームルーターの比較についてよくある質問

光回線とホームルーターの比較について、よくある質問をまとめておきました。気になる“あの質問”にも回答いたしましたので、ぜひ内容をチェックして今後にお役立てください。

光回線とホームルーターは、比較するとどちらがおすすめですか?

特別な事情がない限りは基本的に光回線がおすすめです。

ホームルーターは手軽に導入ができるので便利ではありますが、通信品質などネットを使ううえでの利便性は光回線のほうが優れています。

光回線の開通工事には2週間〜2ヶ月ほどの期間が必要ですが、それに見合うだけの快適さがあるので、よほど緊急性を伴わないのであれば光回線を利用しましょう。

光回線とホームルーターは、比較するとどちらが安いですか?

光回線で契約する料金プランによって、どちらのサービスのほうが安いかは変動します。

例えば光回線で戸建てタイプを契約する場合は、ホームルーターのほうが維持費は安くなりやすいです。一方でマンションタイプであれば光回線のほうが安く利用できるでしょう。

いずれにしても、どのサービスを利用するかで料金の優劣は異なってくるので、各サービス単位で比較してみるのがおすすめです。

ちなみに料金を比較する際はスマホのセット割といった割引サービスや、キャンペーンもチェックしておくと、より正確に違いを比較することができます。

光回線とホームルーターは、比較するとどちらが速いですか?

通信速度においては基本的に光回線のほうが優れています。

インターネットの通信速度はネットを利用する宅内の環境や、建物周りの状況によっても左右されるため、断言することは難しいですが、多くの場合で光回線のほうが快適に使えます。

光回線は配線した光ファイバーをつかって物理的に通信をするのに対し、ホームルーターが使用する回線はモバイル回線なので、設置場所によっては不安定になることも。

そのため確実性を考えるのであれば、光回線を導入しておくほうが安心です。

光回線からホームルーターへ変更はできますか?

光回線からホームルーターへ変更することは可能です。

特に変更できない制約などはないため、単純にホームルーターを契約して光回線を解約するだけでOKです。

ただしホームルーターへ変更するにあたって、Wi-Fiの再設定が必要になったり、スマホのセット割がなくなる可能性があるため注意してください。

ホームルーターから光回線へ変更はできますか?

ホームルーターから光回線への変更もできます。

ホームルーターを解約する際に負担金(端末代金など)がある場合は、光回線のキャンペーンで相殺できるケースもあります。

場合によってはホームルーターを契約していたときよりも、毎月の負担額が少なくなるため、積極的に乗り換えを検討すると良いでしょう。

光回線とホームルーターは用途によって選び分けよう!

今回は光回線とホームルーターの具体的な違いを比較してみました。

結論として光回線とホームルーターは、使用している回線がまったく別物でサービス内容にも大きな違いがあります。

どちらもインターネット環境を構築するという目的は同じですが、インターネットへアプローチする方法などが違うので、それぞれの特徴を理解したうえで自分の環境に適したものを選ぶことが重要です。

もしインターネットの品質にこだわるのであれば、光回線を使うのが良いでしょう。

光回線は通信速度が速く、回線も安定しているので、ネットを使う上でストレスを最低限に抑えてくれます。

一方で手軽にネット環境を構築したり、頻繁に引越しをする予定がある方はホームルーターが便利です。

自宅のコンセントに差すだけというシンプルな設置方法で、誰でも簡単にネット環境を用意できます。

正直料金については、選ぶサービスやキャンペーンなどの観点から、ハッキリとどちらが安いと明言することは難しいです。ですので基本的には利便性を考慮して、光回線とホームルーターを選び分けることから始めてみてください。

まとめ

以上、光回線とホームルーターの違いとそれぞれのメリット・デメリットを比較しました。

光回線は開通工事が必要なため、実際に利用可能となる環境を整えるまでが大変ですが、通信速度の速さや安定性といった面で優れています。

動画視聴やオンラインゲームを利用する機会の多い方など、より快適なネット環境を求める方に適しています。

一方、手軽さを重視したい方にはホームルーターがおすすめです。

契約後に開通工事をする必要がなく、届いた製品をコンセントに差し込むだけで設置が完了するため、導入が非常にスムーズで、誰でも簡単に利用できる点が魅力です。

先ほどもお伝えした通り、料金については、選ぶサービスやキャンペーンなどの観点から、ハッキリとどちらが安いと明言することは難しいです。

そのため料金やキャンペーンだけでなく、通信速度や導入方法など幅広い視点から、あなたに合ったサービスを探してみてくださいね。

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